・講座名 : 第9回シビックカフェ / アロマと芋焼酎
・開催日 : 2017年2月25日(土) / 鳥越屋


これまでの8回はハーブの香りについての講座や、その香りを実際に体験して頂く講座を開催してきましたが、今回は同じ香りがテーマでも「焼酎の香り」に着目してみました。講師の先生は香りの効果を研究しておられる吉本隆治先生で、第3回のシビックカフェでも「芳樟精油の癒しの効果」を発表して下さっています。

まずは6種類の焼酎を銘柄名を隠してテイスティングです。味と香りの印象を書いていただき、分かる方には銘柄も書いていただきました。香りの表現もそれぞれで、フローラル、栗の香り、ラムネ、ピリッとする、香ばしい、枯草っぽい、リンゴタルトみたい・・・と様々でした。

その後答え合わせをし、本題の「芋焼酎とアロマの関係」の話に入ります。焼酎の香り成分にはどのようなものがあるのか、またそれにはどのような効果があるのか、そしてその香りがなぜ出てくるのか。一言に焼酎と言っても多種多様な味と香りがあることに皆さん驚かれていました。そして焼酎と健康の関係の話になり、血糖値への影響などを学びました。

最後は焼酎とハーブを合わせて飲みます。

焼酎に含まれる香り成分から、ハーブのどの香り成分が合うのかを考えながら選びます。お湯割りにハーブの葉をちぎって入れ、香りの変化を楽しみます。今回使用したハーブは、ローズマリー、ペパーミント、レモングラス、月桂樹、ローズゼラニューム。中でもローズゼラニュームを入れると芳醇な香りになり驚きました。

また、焼酎のお湯割りの「湯」を「ハーブティ」に変えて飲んでみます。今回はレモングラスティーで割りました。皆さんの感想は、飲みやすい、芋の香りが抑えられる、爽やかで優しい香りとたいへん好評でした。中には飲み過ぎてキケンという声も・・・(笑)

そしてこの中に炭酸も加えます。お湯割りに炭酸という意外な組み合わせですが、
ビックリするくらい香りが立ち、焼酎のイメージが変わりました。

また、この日の付け合わせに、今回会場としてお借りした鳥越屋さんのお菓子「いぶすき路」と「かるかん」を一緒に食べていただきました。焼酎と芋のお菓子がとてもよく合うと、たいへん喜ばれました。

焼酎の新しい飲み方に、皆さんとても驚かれながらも楽しく飲んでくださいました。普段はあまり焼酎を飲まないと仰っていた方も、これならぜひ飲みたいとのこと。焼酎のファンがさらに増えれば嬉しいですね。

今回はシビックカフェの拠点の1つであるお菓子の鳥越屋さんをお借りしました。創業98年の指宿の老舗の和菓子屋さんで、さつまいもを使ったお菓子「いぶすき路」が有名です。砂蒸し温泉の近くですので、湯上りにぜひ立ち寄ってみて下さい。

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次回は3月12日に、ハーブを使った料理教室を予定しております。
詳細が決まりましたらまたご連絡いたします。