・講座名 : 第10回シビックカフェ / ペルー料理教室
・開催日 : 2017年3月12日(日) / 開聞山麓香料園 カフェスペース


今年度最後のシビックカフェは、ハーブを使った料理教室でした。世界各国で様々なハーブが料理に使われていますが、今回は当園園長が10年ほど滞在したペルーの料理をご紹介することになりました。

ペルーで最も利用されているハーブは「コリアンダー(パクチー)」です。サラダ、ソース、煮込み料理とほとんどの料理にコリアンダーが使われます。ペルーのおふくろの味と言えばコリアンダーと言っても過言ではないくらいです。

また、ペルーは食材の宝庫でもあり、ジャガイモ、サツマイモ、トマト、トウモロコシ、トウガラシ、イチゴ、カカオなどの原産地です。中でもジャガイモは300種類以上あり、料理によって使い分けるほどです。ペルーは食いしん坊の国とも呼ばれる所以です。

今回はペルーでも特によく食べられている家庭料理を選んでみました。
以下、今回のメニューです。

 

1)Anticucho(アンティクーチョ~牛ハツの串焼き)
~牛ハツをワインビネガーとハーブに漬け込んで焼いたもの

2)Cebiche mixto(セビーチェ・ミクスト~魚とタコのマリネ)
~ライム汁にコリアンダー、ニンニク、トウガラシなどを入れ魚介類をマリネしたもの

3)Salsa criolla(サルサ・クリオーヤ~ペルー風ソース)
~オリーブオイルとライム汁とコリアンダーで作ったドレッシング

4)Salsa de perejil (サルサ・デ・ペレヒール~イタリアンパセリのソース)
~完熟トマトにたっぷりのイタリアンパセリを混ぜたソース

5)Papa dorada(パパ・ドラーダ~ジャガイモの丸揚げ)
~茹でたジャガイモをまるごと揚げ、上記のソースをつけて食べます

 

サルサ2種は、材料を混ぜるだけでとても簡単ですが、ハーブの香りが口いっぱいに広がります。どちらも肉、魚、野菜と全ての食材にあうサルサで、たいへん好評でした。ペルー料理は辛いものが多いですが、それを付け合わせのトウモロコシやサツマイモの甘さでやわらげながら食べるのが特徴です。ぜひ一度召し上がってみて下さい。

そして皆さんで美味しく召し上がって頂いた後は、お待ちかねのサプライズ!鹿児島市内で「ロス・ポンチョス」というフォルクローレ・バンドをされている皆さんのライブです。有名な「コンドルは飛んでゆく」など3曲を披露して頂きました。最後は皆さんで踊りながら歌いながらと、たいへん盛り上がり楽しいひと時になりました。

また、同じシビックカフェの拠点でもある山川図書館さんにペルーに関する本を貸して頂き参加者さんにペルーを存分に味わっていただきました。ロス・ポンチョスの皆さま、山川図書館様ありがとうございました。

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これをもちまして、今年度のシビックカフェ・香りの講座は終了となります。全10回でのべ180名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。来年度(5月スタート予定)も香りに関する講座を開催する予定です。ぜひご参加くださいませ。お待ちしております。