・講座名 : アンデスからの贈り物 ~ペルーのハーブとフルーツのお話~ / 第21回シビックカフェ
・開催日 : 2018年6月16日(土) / 指宿図書館


今年度最初のシビックカフェは当園と指宿図書館との合同開催で、「アンデスからの贈り物~ペルーのハーブとフルーツのお話~」を開催しました。指宿市内外から30名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

当園園長は大学卒業後、東大のアンデス調査団の一員としてペルーへ渡り発掘調査などをしていました。その中で、はるか古代のアンデス地方ですでにたくさんのハーブやフルーツが使われていたことに非常に驚き、また、実際にペルーで生活をおくる中で、普段からハーブが生活の知恵として取り入れられていることも強く印象に残ったそうです。

そんなハーブやフルーツの講話となりました。以下、当日ご紹介したものです。

アボカド(パルタ)、カカオ、果物時計草(2種)、ルクマ、パパイヤ、パイナップル、食用ホオズキ、アチョーテ(ベニノキ)、トウガラシ(3種)、レモンバーベナ、ワカタイ(アンデスマリーゴールド)

 

まずはフルーツ。
アボカドは日本に入ってくるものよりもはるかに大きく、濃厚で美味しいそうです。果物時計草も、日本で流通しているものとは違う品種がペルーでは一般的で、果肉もジューシー。

カカオはオーストリアの王室御用達で、なかなか手に入らないとのこと。それだけ高品質なカカオがとれます。

ペルー独特のフルーツにルクマ(写真参照)というものがあります。中はカボチャのように黄色く、食感はねっとりとして干し柿のようで、食べるとキャラメルのような、バニラのような、ブラウンシュガーのような、甘い芳醇な香りがします。ペルーではルクマのアイスクリームが一番人気だそうです。また、ペルーのスタバにはルクマのフラペチーノがあるそうです。どんな味だが気になりますね。

 

そして、ハーブ。
強烈な甘い香りのするワカタイ(アンデスマリーゴールド)は、肉の煮込み料理に使います。

レモンバーベナのお茶はさわやかなレモンの香りでたいへん飲みやすく、日本でも人気が出てきています。暖かいところならよく育ちますので、ガーデニングにいかがでしょうか。

一通りの説明が終わったところでお待ちかねの試食タイムです。今回は特別に取寄せたルクマとチョコレートをご用意しました。チョコレートは風味が濃厚で美味しいとたいへん評判が良かったです。一方ルクマは、みなさん初めてで、不思議な食感と味・香りに驚きながら召し上がっていました。世界にはまだまだ知らない食べ物がたくさんありますね。

話を聞かれた方からは、「ペルーへ行きたくなった!」という感想をたくさん頂き、園長もたいへん喜んでおりました。ありがとうございました。また、指宿図書館さんにはペルーやハーブ、フルーツに関する本や資料をたくさんご用意して頂きました。開演前にみなさん興味深そうにご覧になっていました。園長曰く、まだまだペルーの楽しい話があるそうですので、いつかまた開催したいと思います。

 

さて、次回は7月下旬にアロマセラピストの先生をお招きしての講座です。
詳細は7月上旬にお知らせいたします。「かゆみ止めジェル」を作ります。ぜひご参加くださいませ。

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