ハーブのお料理レシピ
新鮮なハーブで、ご自宅のお料理がもっと魅力的になります。
開聞山麓香料園がお勧めするセビーチェやバジルのパスタほか。以下に6種類のメニューを掲載しました。
お料理のレシピ
MENU 01
ハーブのディップ
旬の野菜をハーブでたっぷり味わいましょう。
セリ科のハーブはフレッシュで使うのがオススメ。コリアンダーやディルだけでなく、フェンネル、イタリアンパセリ、チャービルなどでもぜひお試しください。
レシピ監修 : 宮﨑 利樹 (開聞山麓香料園 副園長)
【 使用したハーブ 】
コリアンダー
セリ科・地中海沿岸原産
アジア料理でおなじみのコリアンダーは、フレッシュでも火を通しても美味しい。炒め物やスープ、サラダの他、醤油と相性がいいので炒飯などにもよくあいます。
ディル
セリ科・ヨーロッパ南部~西アジア原産
魚料理とよくあうハーブ。特にスモークサーモンには欠かせません。清涼感とかすかな甘みのある風味は、オムレツやポテトサラダなどに入れると大人の味わいになります。
【 材料 】
▼ コリアンダーのソース
コリアンダー100gくらい、オリーブオイル100cc~、ニンニク1かけ、松の実40~50g(無くてもよい)、塩小さじ1(塩加減はお好みで)
▼ ディルマヨネーズ
ディル5~6本、マヨネーズ50g、粒マスタード大さじ1~2
【 つくりかた 】
▼ コリアンダーのソース
① コリアンダーは葉をちぎっておく。(多少茎が入っても大丈夫です)
② フードプロセッサーにオリーブオイル以外の材料を全て入れ、オイルを少しずつ入れながら撹拌し、滑らかになったら完成。冷凍保存ができます。
▼ ディルマヨネーズ
マヨネーズに粒マスタードとちぎったディルを入れて混ぜる。(ディル以外にもフェンエル、イタリアンパセリ、チャービルなどお好みのハーブで作っても美味しいです)
POINT
葉は包丁で切るより手でちぎった方が風味が増し、美味しく仕上がります。
MENU 02
セビーチェ
お好みの魚介とコリアンダーで彩り豊かな一皿をどうぞ。
食べる1時間ほど前に漬け込むと美味しく仕上がります。ペルー人のように魚介の旨味が出たマリネ液も残さず飲みほして下さいね!
レシピ監修 : 宮﨑 利樹 (開聞山麓香料園 副園長)
【 使用したハーブ 】
コリアンダー
セリ科・地中海沿岸原産
アジア料理でおなじみのコリアンダーは、フレッシュでも火を通しても美味しい。炒め物やスープ、サラダの他、醤油と相性がいいので炒飯などにもよくあいます。
ペルー料理について
ジャガイモ、トマト、サツマイモ、カボチャ、ピーナッツ、トウガラシ、トウモロコシ、イチゴ、カカオ・・・これらは全てペルーが原産地です。美味しい石焼き芋や、肉じゃが、トマトソース、キムチなど、ペルーという国が無かったら食べることができなかったかもしれません。
それくらい食材の宝庫と言われるペルーは、美味しい料理がたくさんあります。特にジャガイモは1,000種類以上もあり、料理によって使い分けるほどです。
また、海岸地帯では新鮮な魚が豊富で、セビーチェも魚の産地によって様々な味を楽しめます。お店ごとに個性もあるので食べ比べるのも楽しいです。ペルー料理に欠かせないハーブがコリアンダーです。セビーチェだけでなく煮込み料理などにも使われます。コリアンダーはペルーのおふくろの味に無くてはならないハーブです。
美味しいペルー料理、ぜひ召し上がってみて下さい。そして飲み物はぜひペルーのコーラ「インカ・コーラ」で!
【 材料 】
レモン(またはライム)4~5個、紫玉ねぎ1/2個、ニンニク1/2かけ、唐辛子1本、刺身用の魚(白身やタコがおすすめ)人数分、コリアンダー10本くらい、塩・コショウ
【 つくりかた 】
① 紫玉ねぎは薄くスライスし、コリアンダーは葉をちぎっておく。
② マリネ液を作る。ボールにレモンを搾り、唐辛子(小口切り)、ニンニク(すりおろす)、塩、コショウを入れ混ぜる。
③ マリネ液に刺身用の魚を浸ける。30分ほどしたら紫玉ねぎを入れ、さらに30分ほど漬け込む。
④ 食べる直前にコリアンダーを混ぜる。
POINT
唐辛子で辛さを出すと本場ペルーの味に近づきます。
MENU 03
ハーブティー
今回のレシピは「ドライ(乾燥)ハーブティー」「フレッシュ(生)ハーブティー」「レモンミントスカッシュ」の3種類を掲載しております。
爽やかなハーブティーはスイーツにもお料理にもよくあいます。
フレッシュとドライでは香りや味の雰囲気が異なるので飲み比べてみるのも楽しいです。また、紅茶や日本茶にブレンドしたり、焼酎などのハーブティー割もオススメです。
写真左 : ハーブティー(ホット)
写真中 : レモンミントスカッシュ
写真右 : ハーブティー(アイス)
レシピ監修 : 宮﨑 利樹 (開聞山麓香料園 副園長)
【 使用したハーブ 】
レモングラス
イネ科・熱帯アジア原産
爽やかなレモンの香りのするハーブで東南アジアでは料理にも利用されます。さっぱりとした飲み口は食事とあわせて飲んでもお料理の邪魔をしないのでおすすめです。
ペパーミント
シソ科・北半球温帯地域原産
ミントは様々な品種がありますが、ハーブティーにあうのはペパーミントとスペアミント。スッキリとした清涼感のあるミントティーは夏のドリンクにピッタリです。
【 材料 】
▼ ドライ(乾燥)ハーブティー
2 – 3人分(約500cc)
ミント1g、レモングラス2-3g
▼ フレッシュ(生)ハーブティー
2 – 3人分(約500cc)
ミント5-6g、レモングラス10g
▼ レモンミントスカッシュ
1人分
レモン汁15cc、シロップ30cc、ミントの葉5-6枚、炭酸水
【 つくりかた 】
▼ ドライ(乾燥)ハーブティー
ティーポットにハーブを入れ熱湯を注ぎ1-2分おく。
▼ フレッシュ(生)ハーブティー
鍋にお湯を沸かし、沸騰したらハーブを入れ少し煮出す。香りが出てきれいな黄緑色になったら火をとめカップに注ぐ。(ハーブは直前にハサミで切ると香りがよく出ます)
(注)アイスティーにする時は、お湯の量を半量にして淹れ、氷でいっきに冷やすと変色しにくくなります。
▼ レモンミントスカッシュ
シェーカーに氷、レモン汁、シロップ、ミントの葉をちぎって入れシェイクする。(ミントの葉を細かく粉砕する感じで) グラスに氷を入れシェイクしたものと炭酸を注ぎ、かるく混ぜる。
POINT
マイボトルで保存するときは、抽出後に少し水を足して温度を下げると変色しにくくなります。
MENU 04
ミントシロップ
大人の味わいの万能シロップ。
スッキリとしたペパーミントはオレンジとの相性が抜群です。アイスクリームやパンナコッタにかけたり、炭酸割にして楽しみましょう。
【 使用したハーブ 】
ペパーミント
シソ科・北半球温帯地域原産
ミントは様々な品種がありますが、スイーツには香りの強いペパーミントがおすすめです。香りが強くなる夏こそミントを味わいましょう。
【 材料 】
水200g、砂糖50g、オレンジの皮 1/2個分、ミント(フレッシュ) 7-8g
【 つくりかた 】
① オレンジの皮をむく (白いところは取る)。
② 鍋に水と砂糖を入れ沸騰させる。沸騰し砂糖が溶けたらミントを入れ、ひと煮立ちたせる(15 – 20秒くらい)。
③ オレンジの皮を入れて、すぐに火を止めて蓋をして3分ほどおく。
④ 容器に濾して冷やす。
POINT
たっぷりのミントは煮すぎないように気を付けましょう。
MENU 05
バジルのパスタ
ソースはパスタだけでなく、お肉や魚料理、サラダにもどうぞ。
たくさん作って冷凍保存すると便利です。製氷皿の1ブロックがパスタ1人分にちょうどよいサイズです。
【 使用したハーブ 】
スイート・バジル
シソ科・インドを中心とする熱帯アジア原産
料理によく利用されるのはスイート・バジルで、家庭でも簡単に育てられます。パスタだけでなく、サラダやピラフ、スープ、炒め物などにもよくあいます。
バジルの仲間はホーリー・バジルやダークオーパル・バジルなど150種ほどあり、ガーデニングでも人気のハーブです。
【 材料 】
バジルの葉80〜100g、にんにく1かけ、まつの実50g (無くてもよい)、塩小さじ1〜2 (塩加減はお好みで)、オリーブオイル100cc〜、粉チーズお好みで
【 つくりかた 】
① バジルは葉を茎からちぎっておく。まつの実は乾煎りして粗熱をとっておく。
② フードプロセッサーにオリーブオイルと粉チーズ以外の材料を全て入れかるく撹拌する。
③ オイルを少しずつ入れながら撹拌する。滑らかになったら完成。
④ パスタを茹でてバジルソースと粉チーズをまぜてできあがり。粉チーズは料理に使うときにその都度混ぜます。(冷凍保存の際も粉チーズ抜きで冷凍します)
POINT
バジルの葉は濡れていると黒く変色するので、濡れていないものを使いましょう。
MENU 06
蕪のソテー
チャービルが香り豊かな料理にしてくれます。
ほんのり甘い香りのチャービルは、蕪の甘さをより引き立ててくれます。豪快に手でちぎってたっぷり入れましょう。
【 使用したハーブ 】
チャービル
セリ科・北半球の温帯地域原産
フランスでは高貴なパセリとも呼ばれ、フランス料理には欠かせないハーブです。
フレッシュでマヨネーズやドレッシング、オムレツに入れたり、スープに散らしたりと料理を選ばず使えます。かるく火を通すと甘みが引き立ちます。
【 材料 】
蕪2-3個(いちょう切りにする)、ニンニク1かけ(スライスする)、バター大さじ1-2、チャービル適量(葉を茎からちぎっておく)
【 つくりかた 】
① フライパンにバターとニンニクを入れ火にかけ、ニンニクの香りがたってきたら蕪を入れ塩・こしょうをする。
② ニンニクは焦げないようにする(一度取り出してもよい)。
③ 蕪の両面をきつね色になるまで焼き、火を止める直前にチャービルをいれ、かるく混ぜる。
POINT
チャービルは火を通しすぎないように仕上げに入れてください。