・講座名 : アロマと芋焼酎~和ハーブのお菓子とともに / 第23回シビックカフェ
・開催日 : 2018年8月25日(土) / 鳥越屋


毎回、大変ご好評いただいております「アロマと芋焼酎」の3回目です。今回も講師は理学療法士の吉本隆治先生にお願いしました。

同じ指宿シビックカフェ事業所である和菓子の鳥越屋さんとの共同開催で、鳥越屋さんには最近見直されている「和ハーブ」とそれを使ったお菓子についての講話をして頂きました。

まずは恒例の焼酎のテイスティング。銘柄名を隠して6種類の香りや味の印象、好き・嫌いなどを評価して頂きました。今回テイスティングに使用したのは三岳、リトルキス紅茶、知覧TEA酎、安田、フラミンゴオレンジ、綾紫印。香りや味を言葉で表現するのはなかなか難しく、みなさんかなり悩まれていました。

一口に焼酎と言っても、原料のイモ、麹、蒸留方法が違えば味も香りも多種多様。それだけでも焼酎の奥深さを知ることができました。他にも興味深いのは、焼酎の香り成分とエッセンシャルオイルの香り成分には「モノテルペンアルコール」という共通の香り成分があるということ。

例えばモノテルペンアルコール類のリナロールやゲラニオール、シトロネロールという成分はローズゼラニュームの主成分ですが、実は焼酎にもこの3つの成分が含まれています。このように香り成分から焼酎とハーブとの相性を考えると、合わないわけがありません。ぜひハーブとあわせて飲んで頂きたいです。

 

もう一つの講話、「和ハーブのお菓子」では鳥越屋さんの美味しいヨモギ餅とワラビ餅を食しながら、和ハーブの定義や、どのような和ハーブがどういう意味を持ってお菓子に使われているのかを学びました。(ヨモギもワラビももちろん和ハーブです)

また、一緒に提供して頂いた月桃(ゲットウ)のお茶もほんのりした甘みと、さわやかな香りでみなさん驚きながら飲まれていました。この月桃は「サネン葉」とも呼ばれ、殺菌効果からお餅やお団子に巻いて使われています。

 

そして最後はみなさんのお待ちかね、試飲タイムです。先生からの一番のおススメ「ローズゼラニューム」の生葉を使っての試飲です。焼酎のよい香りがローズゼラニュームとの相乗効果によってより引き出され、香り豊かな味わいを楽しめる、そんな感想を頂きました。

またフレッシュハーブだけではなく、焼酎のアイス・ハーブティー割りも作りました。

特にレモングラスティーと組み合わせるととても飲みやすく、焼酎が苦手な方でも美味しく飲めるという感想もありました。ハーブティー割りはほんのり黄色く染まり、見た目もきれいで、女性にも人気が出るのではないでしょうか。鹿児島の特産品である焼酎の新しい飲み方、ぜひ広まっていくといいですね。

 

次回のシビックカフェは当園にて蒸留体験です。10月14日(日)開催で、ティーツリーを予定しています。皆様のご参加お待ちしております。予約受付開始は9月下旬となりますので、いましばらくお待ちくださいませ。

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